広島県西部の北部に降った雨は日本海に、南部に降った雨は瀬戸内海に注ぎます。瀬戸内海に注ぐ太田川の支流根の谷川と、日本海に注ぐ江の川の支流簸川の分水嶺は、中国山地の中央ではなく驚くほど南にあります。広島市から北に国道54号を通り上根峠を越え八千代町に入ったところに、分水嶺のサインが立っています。
広島から可部を抜け緩やかに登りながら、上根峠で一気に高くなります。ここから中国山地へ向かいさらに高く登っていく気分になりますが、上根峠を登ると川は中国山地に向かって流れ始めます。サイクリングで広島方面からやってくると上根峠までのペダルの重さが嘘のように軽くなるのでよくわかります。ここは、「河川争奪」の典型例として良く知られています。
この解説板は、広島方面から上根バイパスのトンネルを抜けた信号のある交差点を右に折れてすぐのところにあります。国道からは、見えにくいので探してみて下さい。上根峠は、上根バイパスが開通するまでは細く曲がりくねった道で、交通量も多く特に自転車にはスリルが有りすぎる場所でもありました。
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