えべっさん

fhoto.jpeg 広島市の中心部デパートに挟まれたような場所に胡子神社があります。胡子は戎や恵比須など色々な字が使われ、古くは海の神様のだったようですが、今ではすっかり商売繁盛の神様として有名です。特に市場の守護神として商人に信仰されてきたため、広島でもこの商業地に祭られています。商人の祭りである「戎講」は、暮れの大安売りとして広島でも盛んです。この神社の神紋は「蔓柏」です。

fhoto.jpeg 戎講は、広島では「えべっさん」と呼ばれて親しまれています。小判、大福帳や山野海の幸をかき集めるデザインの「こまざらえ」と呼ばれるくま手を売る露天が並びます。これを買って神社にお参りし商売繁盛の感謝とお願いをします。去年のものは、初詣の破魔矢のようにこのとき取り替えるのです。最初は小さな物を買って、商売が大きくなるごとに1つづつ大きな物にしていくのです。大きなものは3m近くもありますので持って帰るのが大変です。

fhoto.jpeg 神社の前には、人が何人も入れるような大きな桶が置かれます。これは賽銭箱です。思わず中を覗き込んで賽銭の集まり具合を見てしまいますが、年々お札が少なくなり小銭ばかりが目に付きます。私の小さい頃(昭和30年代)は神社に近づくのも大変なほどごった返して賑やかでした。寒くて着膨れもしていましたので露天や商店街で目指す店に行くのにそれは大変でしたが、子供心にも楽しみな祭りでした。

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