★★★東広島お祭りシリーズ(不定期)★★★
その3−2
白市地区の「神明さん」
11/Feb./1998

「子供神明」の飾りつけ


東広島地方の正月をしめくくる「とんど祭り」。
地区によっては旧暦の正月明けに当たる2月中旬
に行っているところもあります。高屋町白市地区
に伝わるとんど祭り「神明さん」を紹介します。

資料提供:白市の文化を考える会/写真撮影:原本康則氏


白市の神明(しんめい)について

 白市のまちは、長い歴史をもったまち。ここで行われる「神明」も長い歴史を持っています。古老の話によると、次のような説があるようです。

  • 左義長(さぎちょう=神明。「左義長」と表記して「しんめい」と読ませたとも言う。)は、平賀の殿様(毛利元就の時代に白市近辺を治めていた)が、どこかの合戦で勝って帰ったとき、住民が歓んで担ぎ回ったとか。

  • その昔は、白市土宮神社(つちのみやじんじや=伊勢神宮の外宮である土官神社の分社)の御師(おし=伊勢神宮の下級神官)の差配で行われ、近くの西の川で禊ぎをし、大神明の神事をしたとか。

 その昔は大神明を2体作り、別に子供神明を作っていたそうです。大神明は2階建ての屋根の上から頭がのぞくほど大きなもので、骨組みは焼かず、飾りだけをはずして焼いていたそうです。さぞかし立派な飾りだったのでしょうね。

  • 大神明・・・高さ4間(8m)、幅2間半(5m)
      担ぎ棒を3本通し、前後18人ずつ計36人で担ぎ、それでも重さに耐えかね引きずったという。
  • 子供神明・・高さ1間半(3m)、幅半間(1m)
      担ぎ棒を2本通し子供が担ぐ。2本の引き縄をつけ、小さい子供がこれを引く。

 現在、子供神明(写真参照)は白市で5体作られています。これを旧暦の1月7日頃作り、家々の軒先を担ぎ回り、各地域ごとに据えておきます。そして旧暦の1月14日頃に浄火(焼くこと)にし、松飾り、書き初めなどを投げ入れて焼き、この火であぶった鏡餅を食べ、1年の無事息災を願うそうです。

 地域総出でつくられる美しい形の「子ども神明」は魅力的ですね。是非、地域の財産として伝えていってほしいと思います。

<参考資料>「左義長の由来」(三好 積著)




地域総出で「子供神明」の完成! 自信作の前で記念撮影。
この「子供神明」は横町、栄町、本町の合同作品。午前8時から
材料集めをはじめ、昼食をはさんで午後3時までかかりました。
(土宮神社にて)


完成!(下市地区)


神明に点火する前にうどんで腹ごしらえ(下市地区)


火も「おき」になり、みんな一斉に、を焼きます。(下市)


もちの行列が一段落すると、今度は酒のかんをする竹が並びます。
本当はここからが長い・・・?(横町、栄町、本町の合同)

★★すばらしい情報の提供ありがとうございました★★


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