里山について考えました。
東広島市を取り囲む山々。そこは、盆地をとりまく青垣山として東広島の地域景観を特徴づけています。そして、農地や宅地に隣接する緩やかな傾斜の「里山」は、私たちの身近に接することができる自然環境として、また東広島の地域を支える農業と密接な関係をもって存在してきました。
東広島の里山は、かつては農家の薪炭林として日常的に利用され、手入れされてきました。そこは、同時にマツタケの一大産地でした。
また、降水量の少ない東広島では、里山は雨水を蓄え農業用水を供給する重要な役割を持っていました。約3,000に達すると言われる溜池とともに、農業を中心とする東広島の環境を支えて来たのです。
しかし、農業や農家の生活の変化の中で、里山は人々の生活から切り離されてきました。さらに、東広島市では急速な開発が進み、アカマツ林と広々とした水田、赤瓦の農家群の特徴ある地域景観は大きく損なわれてきています。
広島大学が移転し、新たな住民が増え続ける東広島市。私たちは、里山に代表される豊かな環境が、新たな人々にとって大きな魅力になるという予感を感じています。そして、多くの人々が里山を知ることによって、里山を保全し活かしていく新しい知恵が生まれてくると考えています。
「里山探検」は、そのための第一歩にしたいと思います。
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